北京
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23/19
水利部の葉建春副部長は11日に北京で行われた記者会見で、「中国は洪水期を全面的に迎えており、148本の河川で警戒水位を超えた洪水が発生している」と明らかにしました。
葉副部長はまた、今年は洪水防止システムや施設の対応基準を超えた洪水、ダム決壊事故、土砂災害のリスク防止を重点に取り組んでいくと述べました。
また、水利部洪水干ばつ防御局の田以堂局長は席上、「6月から8月までは、中国の洪水防止にとってのカギとなる時期である。今年は、南部の降水量が多い傾向にあると予報されているため、洪水対策は厳しい情勢に直面している」と指摘しています。その上で、「現在、中国では5級以上の堤防(10年から20年に1度の洪水に対応できる)の総延長は30万キロ余り、ダムは9万8000基余り、水門は10万基余り、水文観測所は11万カ所余り整備されている。これらの施設の安全確保に努めると同時に、洪水対策においてその役割を十分に発揮させていく必要がある」と述べました。(鵬、Yan)