北京
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国務院報道弁公室が7日に発表した「新型コロナウイルス肺炎の予防・抑制に関する中国の行動」と題した白書は、2020年5月31日24時までに、31の省・自治区・直轄市と新疆生産建設兵団から報告された新型コロナウイルス感染症の患者数は8万3017人で、そのうち全快し退院した人が7万8307人、死者4634人で、治癒率は94.3%になったと明かしました。
これについて同白書は、「医療による救助の面では、施設への収容率や治癒率の向上と、感染率や死亡率の低下を終始目標として、治療のために患者、専門家、資源を集中させるという原則に基づき、種類別・レベル別の管理を実施している」と示しています。
また、具体的にとった行動については、感染拡大初期の患者数の激増と病床数の不足への対策として、武漢市に病床数1000床以上の仮設病院・火神山病院と雷神山病院を建設し、一部指定病院の改築・拡大、一部総合病院の改造を行うなどして、重症患者を収容できる病床数を1000床から9100床以上にまで増やしたことが紹介されています。
そのほか、急増した患者の80%が軽症患者であったことを受けて武漢市内の体育館やコンベンションセンターなど16カ所を臨時病院に改造し、合わせて1万2000人を超える患者を収容・治療し、うち全快・退院した人は8000人を超え、患者減少に伴う臨時病院の撤去などを理由に転院した人は3500人以上であったことも、白書に記されています。(ヒガシ、謙)