北京
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(資料写真)
中国では第5世代移動通信システム(5G)の商業化は、6日で1周年を迎え、5G通信網の整備が今、全面的に加速されています。
昨年6月6日、工業信息化部は中国電信、中国移動、中国聯通、中国広電に5Gの商業化ライセンスを発給したことで、中国は正式に5G時代に入りました。今年に入ってから、5Gは新型コロナウイルスの感染対策や、従業員の職場復帰と会社の操業再開などで重要な役割を果たしてきました。5G通信網の整備は、投資構造の改善や経済成長の安定化につながる重要な取っ掛かりだという認識から、各方面はいずれも5G網整備のスピードを引き上げています。工業信息化部の苗圩部長は今年の全国人民代表大会と政治協商会議の開催期間中に、「5G基地局は今年に入ってから整備スピードが加速され、現在では週当たり1万局余り増え続けている」と明らかにしました。
注目に値するのは、5G通信網の整備は地級市(地区レベルの市)や県都と郷鎮などの中小都市へと広がりつつある動きです。工業信息化部は、今年末までに全国の5G基地局が60万局以上に達し、地級市では室外での連続使用、県都と郷鎮の町では重点エリアでの使用と重要なシーンでの室内使用に満たすことができるという見通しを出しています。(Mou、Yan)