北京
PM2.577
23/19
米国ではアフリカ系米国人のジョージ・フロイドさんが白人警察の暴行を受けて死亡した事件に対する抗議活動が、全米で拡大しています。これについて、イランは現地時間1日、再び米国政府を非難しました。また、米国など一部の国が中国香港地区の事務に干渉しようとする行動も非難しました。
イランのラビエイ政府報道官は1日の記者会見で、「米国内の抗議活動の動きに細心の注意を払い、米国内に現存する、あるいはこれまでになかった人種差別に注目している」と表明しました。
ラビエイ報道官は、その際、「米国は常に公正や公民の自由を口実に他国の内政に干渉している。米国は時間をかけて世界の安定を破壊しようとするよりも、自国の構造改革や社会関係に目を向け、経済や人種の不平等の解消に力を入れたほうがよい」と述べました。
また、このほど、一部の国が中国香港の事務に干渉し、民衆を唆して間違った方向に導いていこうとする行動について、イラン外務省のムーサヴィー報道官は、「香港は中国の一部であり、歴史的な理由に基づき『一国二制度』を実施している。香港でもマカオでもこの方式は効果がある。実際、米国や他の1、2カ国以外のほとんどの国が中国を支持している。イランは中国の内政干渉行為を非難する。また、私たちは『一つの中国』の政策を支持するとともに独立国家の内政干渉を止めるよう西側諸国に呼びかけていく」と示しました。(藍、星)