1月から始まった?米国の新型コロナ肺炎のワクチン研究開発に質疑

2020-05-17 12:32  CRI

 現在、全世界で新型コロナ肺炎が徐々に抑え込まれようとしていますが、世界各国の経済と社会の運行には影響がもたらされています。効果的なワクチンの早期開発は現在最も差し迫まる課題であり、各国もその研究開発を急いでいます。しかし、最近、米国のワクチン研究開発における情報と方法について、多くの質疑が生まれています。

 質疑1:米国は早くから新型コロナウイルスを認知していたのか?

 現地時間15日、トランプ大統領はホイトハウスで開かれた記者会見で、「米国は1月11日から新型コロナワクチンの研究開発に着手しており、今年末、市場に出回るように期待している」との考えを示しました。米国ではワクチンの研究開発はすでに1月11日から始められていたのです。ところが、1月12日、中国は世界保健機関(WHO)に新型コロナウイルスの遺伝子配列情報を共有し、1月21日、米国疾病予防管理センター(CDC)が初めて米国で新型コロナ患者の確認を認めています。中国がウイルスの遺伝子配列を見つけたばかりの時点で、米国はすでにそのワクチンの研究開発に着手していたのです。これは米国が早くから新型コロナウイルスを認知していたことを裏付けています。

 質疑2:ワクチンが年末に市場に出回る?非現実的だと米国医療専門家が指摘

 15日に開かれた記者会見で、トランプ大統領はワクチンの研究開発に関するプランを明らかにしました。このプランは医療企業、政府および軍当局の三つの方面の力を合わせて、ワクチンの研究開発を8カ月間以内に縮め、来年1月までに3億本のワクチンを生産できるようにするというものです。このプランについて、米国の医療専門家は「とても現実的なものではない」と指摘しました。なぜなら、科学者でさえ、どのワクチンが役に立つのかわからず、人間がどのような免疫反応を示せば、ウイルスに対する免疫力が備わるのかも判断するのが難しいからです。

 質疑3:米国の単独行動はワクチンの研究開発に不確実性をもたらす

 英国の新聞紙「ガーディアン」は12日文章を発表し、「米国は今まで、エボラウイルスやエイズなどとの対応と違って、新型コロナへの対応で、国際協力を拒否する姿勢を示しており、単独行動を行っている。6月に開かれる予定のワクチンに関する世界サミットにも出席するつもりがないようだ」としています。

 これについて、米戦略国際問題研究所傘下のグローバル・ヘルス・ポリシー・センター長のステファン・モリソン氏は、「米国のこのやり方は国際社会の努力を崩壊させ、ワクチン開発に不確実要素や不安定感をもたらすだろう」と指摘しました。(非、CK)

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