北京
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「米国の指導者は(自国民の死に対して責任を負わねばならない)だけでなく、世界のその他の国の国民の死にも責任を負わねばならない」米国の著名な学者エイヴラム・ノーム・チョムスキー氏は最近、メディアのインタビューで米国の行政当局を激しく非難した。彼は、米国の指導者が自国民に対する罪を覆い隠すために、あらゆるところでスケープゴートを探し回っていると指摘している。
米国は既に感染症の予防・抑制活動における全世界最大の抜け穴であり、感染症の「輸出大国」に成り下がっている。カナダ紙「ナショナル・ポスト」は、カナダのウイルスは米国人旅行者が持ち込んだものだと報道している。日本の国立感染症研究所の調査では、新型コロナウイルスのウイルス株の変異状況から見て、現在日本で蔓延している新型コロナウイルスは欧米から持ち込まれた可能性が大きいことが分かった。またオーストラリアのスコット・モリソン首相は3月にインタビューを受けた時点で、オーストラリアの感染者の大部分は米国への旅行歴があるか、あるいは相応の接触歴があると述べている。
現在、ラテンアメリカ地域がまさに感染症の新たな「嵐の目」になりつつあるが、これも同様に米国が持ち込んだものだ。米国は連日、新型コロナウイルス感染症の予防・抑制活動を理由に、メキシコや中米諸国からのいわゆる不法移民に対する本国送還を強化しているが、彼らの中には大量の新型コロナウイルス肺炎患者が含まれている。CBS放送は、グアテマラを例に取り、現在、グアテマラの新型コロナウイルス肺炎患者の20%は米国から送還された不法移民だと報道している。これは元々脆弱な現地の防疫システムをさらに過酷な状況に晒すものだ。これについて、米国下院のノーマ・トーレス議員は「私は米国がウイルスを輸出していると確信している」とはっきり指摘している。米国がしていることは自他ともに傷つけている。
米国映画「スパイダーマン」の中に「力が大きいほど責任も大きい」というセリフがある。だが、現状で世界最大の大国は応分の責任を果たさないばかりか、全世界が協力して疫病と対抗する上での最大の破壊者になっている。今日に至るまで、全世界が依然、米国の感染症予防・抑制活動に手に汗を握っている。(CRI論説員)