北京
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李克強総理は11日北京で、「感染症による深刻なインパクトと世界経済後退の影響を受け、中国の発展は未曾有の困難にさらされている」と表明したうえで、マクロ調整の度合いを拡大させ、力点を「6つの安定化」と「6つの確保」に置くことを求めました。
李総理は重点的な取り組みとして挙げた「6つの確保」とは、雇用、基本的民生、市場の主体、食糧とエネルギーの安全保障、産業チェーンとサプライチェーンの安定化、末端の運行となっています。「保障のベースラインをしっかり守れてこそ、経済の基礎的条件が初めて安定し、小康社会(いくらかゆとりのある社会)の全面達成に土台を固めることができる」と強調しました。
さらに、「中小・零細企業が難関を乗り越えるようサポートすることをマクロ政策の重要な内容に据えなければならない。改革開放を堅持し、市場の活力と社会の創造力を一層呼び起こすことで、経済と社会の発展目標の実現に努めていく必要がある」と訴えました。(玉華、Yan)