零細企業の再開率が80%に、融資環境も改善

　中華全国工商業連合会が8日に発表した融資状況に関する報告書によりますと、中国の小型零細企業の融資状況は著しく改善されています。今年になってから、政府は3回にわたって預金準備率の引き下げや再貸付、再割引などにより、金融機構に3兆5500億元の低コスト資金を提供し、中小・零細企業を対象にした融資支援を行ってきました。資金調達支援を受けた小型店舗の経営者のうち、95%が感染症終息後の成長見通しに自信を示しています。

　また、全国工商業連合会が15万社以上の小型零細企業を対象に行った調査によりますと、8割以上の小型零細企業の経営者は、資金調達は3年前よりも簡単で便利になっていると回答しています。

　全国工商業連合会研究室の塗文副主任は、「4月上旬、零細企業の操業再開率は86%に達し、その中の約2割が稼働率が80%に達している。感染症が発生した後、フィンテックの活用が融資環境を大きく改善した」という見方を示しています。（閣、Yan）