北京
PM2.577
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習近平国家主席は8日夜、ロシアのプーチン大統領と電話会談を行いました。習主席は中国政府と中国人民を代表して、ロシアが5月9日の大祖国戦争勝利75周年(対ナチス・ドイツ戦勝記念日)を迎えることに、プーチン大統領とロシア人民に熱烈な祝賀の意を伝えました。
習主席は電話会談で、「第二次世界大戦は人類史上空前の大惨事である。中国とロシアはそれぞれアジアとヨーロッパの主戦場として、多大な民族的犠牲を払って第二次世界大戦の最終的勝利を収め、人類を存亡の危機から救い出し、多大な貢献をしてきた。この歴史は永遠に銘記すべきだ。また、第二次世界大戦の主要戦勝国、そして国連安保理の常任理事国として、中露両国は世界の平和と安全を守り、人類の発展と進歩を促す特殊な使命を担っている。中国はロシア側と共に断固として第二次世界大戦の勝利の成果と国際社会における公平と正義を守り、多国間主義を実践し、終始世界平和の建設者、グローバル発展の貢献者、国際秩序の維持者であり続けていく」と述べました。
習主席はまた、プーチン大統領が陣頭指揮を執るロシアの感染症との戦いを高く評価し、引き続きロシア側にできる限りの支援を提供していく考えを示しました。
これに対し、プーチン大統領は、中国側が提供した人道主義援助や医療防疫物資に感謝の意を表し、中国の予防・抑制に関する知見を参考にしながら、ワクチンの共同研究開発に期待を寄せました。さらに、個別勢力が感染症を口実に中国を非難することについては、「ロシアは中国の断固たる味方であり、中国側とブリックス5カ国(BRICS:ブラジル・ロシア・インド・中国・南アフリカ)や上海協力機構の枠組み内での意思疎通を強化していきたい」との意向を明らかにしました。(Lin、CK)