北京
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28日付けの米紙「ワシントンポスト」は複数の政府関係者の話として、情報機関は今年1月から2月にかけて、複数回にわたって、新型コロナウイルスの感染は深刻な政治と経済の危機を引き起こしかねないと秘密文書で警報を出していたと報道しました。
これらの秘密文書は日報としてトランプ大統領宛てに送付したものの、無視され、ウイルスのくい止めに速やかに対策を講じるにいたらず、それだけではなく、感染症のことを軽くさえ扱っていました。
数多くの衛生当局者と専門家は、「振り返ってみると、その間は予防・抑制対策にとっての『ゴールデンタイム』でしたが、無だに逃してしまいました。
その後、自身の失敗を隠すため、中国と世界保健機関(WHO)に責任をなすりつけることが、トランプ陣営の日常になりました。
その上、トランプ大統領の支持者と米保守系メディアは、「ウイルスの発生源は中国だ」「武漢ウイルス研究所からの流出」「人為的に合成したもの」と陰謀論を出して、反中ムードを醸し出し、目線をそらそうとしてきました。
なお、米ジョンズ・ホプキンズ大学の統計によりますと、米東部標準時28日朝4時31分までに、全米で確認された新型コロナウイルスの感染者は98万8469人に達し、死者は5万6253人となりました。(殷、Yan)