北京
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世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は現地時間27日、「新型コロナウイルス感染症流行の終息には程遠い。WHOはアフリカ、東ヨーロッパ、ラテンアメリカなどの多くの地域に対して、検測能力の不足や、データが過小評価されていることに憂慮している」と述べました。
同日、WHOの感染症対策部門でテクニカルチームを率いるマリア・ファン・ケルクホーフェ氏は、「現時点で、新型コロナウイルスは相対的に安定している。異なる国で見られるウイルスの伝播能力や深刻な病気を引き起こす面において差がない」と示しました。
一部の国で完治した新型肺炎の感染者を対象に「免疫証書」を贈呈すると考えられていることについて、マリア・ファン・ケルクホーフェ氏は「現時点では、抗体反応の評価および免疫に関わる研究の結論はまだ出ていない。そのため、抗体反応があるからと言って、免疫能力を有しているとは限らない。新型肺炎の感染者は一定の自己保護能力があると予測されるが、それがどの程度持続するかはまだ明らかになっていない」とし、WHOが各国の科学者と協力し、抗体反応が軽症と重症患者にとってどのような意味があるかを明らかにしていく考えを表明しました。
(雲、CK)