北京
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ポンペオ米国務長官はこのほど、中国などの国に「野生動物ウェットマーケット(生鮮市場)」の永久的な閉鎖を求める呼びかけをしました。これを受けて、中国外交部の耿爽報道官は23日、北京で開かれた記者会見で、「中国には、いわゆる野生動物ウェットマーケットは全く存在しない。代わりにより多く見られるのは、農業副産物市場と家禽海鮮市場である。ここでは新鮮な肉、魚、野菜、海鮮などが販売され、少数ではあるが生きた家禽も販売されている。このような市場は、中国だけではなく、多くの東南アジア諸国と発展途上国にも普遍的に存在している。また、地元市民の生活と緊密に関わっており、国際法でもこれらの設置と経営に関していかなる制限もない」と語りました。
耿報道官は「中国ではすでに、違法な野生動物の捕獲、取引、運輸、食用を全面的に禁止する法律を制定している。中国政府は、終始人民の生命の安全と健康を第一に位置付けている。新型コロナウイルスによる肺炎が発生してから、中国関連部門と地方政府は、更なる措置を取り、農業副産物市場と家禽海鮮市場への管理を強化してきた。一連の厳しい検疫、検測を行い、動物関連疾病の予防・抑制を着実に進められるよう確保している」と語りました。(李、CK)