米新型肺炎感染第一死亡者時間前倒し

　米ニュースウェブサイドポリティコの22日付の報道によりますと、現地時間21日、サンタクララ郡の衛生部門は、2月6日、2月17日、3月6日に死亡した人の遺体を解剖した結果、新型コロナウイルス肺炎に感染していたことが分かったと発表しました。これまでに、全米で第一例目の新型コロナウイルス肺炎感染による死亡者は2月29日と報告されていましたが、この解剖結果で最初の死亡例が2月6日に前倒しされました。

　現地の公衆衛生担当者は、「当時新型肺炎感染と確定されていなかったこの3例は氷山の一角にすぎない」と指摘しました。ポリティコは、「同じように新型コロナウィルスによる死亡例が徐々に明らかになるだろう」と予想しています。

　米紙『ニューヨークタイムズ』はこれを受けて、「これは、当時コミュニティーで新型肺炎がすでに蔓延していたということを物語っている。米国が大規模の拡散によく対応できなかった証だ」とコメントしています。（李、CK）