北京
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国連機関の世界食糧計画(WFP)は、先日発表した報告書で「新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、今年、深刻な食糧危機にさらされる人口は2億6500万人に達する恐れがある」と指摘しています。これについて、WFPの関係者はチャイナ・メディア・グループ(CMG)のインタビューで、各国に協力の姿勢を保つよう呼びかけ、保護主義は危機をさらに深刻化させると指摘しました。
WFPで東アフリカ地域を担当するマシルベンナ氏は、「各国政府が各種の移動、特に人の移動を制限しているが、食料や農産物の流通に例外を設けていることに留意している。当面の急務は、これら商品の国境を跨いだ流通を確保することである。それができれば、人々が適切な時間に適切な価格で食糧を入手することが可能になる。もし保護主義的な姿勢で危機に対応すれば、状況をさらにエスカレートさせるだけだ」と述べました。(鵬、Yan)