北京
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米国で先週末、外出制限に反対する市民の抗議デモが実施されたことについて、米国の免疫学者アンソニー・スティーヴン・ファウチ氏は「経済活動の早すぎる再開はかえって経済を損なう結果を招くだけだ」と述べ、冷静さを保つよう各州に呼びかけました。
ファウチ博士は米ABC放送のインタビューを受けた際、「経済学の観点から見れば、制限措置は確かに痛みを伴うものだ。しかし、米国がウイルスを完全に抑制できなければ、本当の経済回復はあり得ない。経済活動の早すぎる再開は感染状況を再び悪化させる。これまでの努力が無駄になる可能性もある。辛い状況ではあるが、制限措置は徐々に解除していかなければ非常に危険だ」との見方を示しました。
なお、米ジョンズ・ホプキンズ大学のデータによりますと、日本時間21日午後7時38分までに、米国内の新型コロナウイルスの感染者は78万7960人に上り、死者は4万2364人に達しました。(殷、謙)