中国、改革拡大が貧困脱却を助力

2020-04-13 12:04  CRI

 2020年は中国による貧困脱却任務の節目の年です。これまでの取り組みについて、ドイツの有名な投資家であるピーター・ユンゲン(Peter Jungen)氏は、「中国は世界の貧困削減のために大きな貢献をしてきた。感染症の危機が過ぎ去った後でも中国経済情勢を楽観視している。中国とドイツの協力は一層緊密になり、共に前進していくだろう」との見解を示しました。

 ピーター氏が最初に中国を訪れたのは1970年代初頭でした。50年前の中国一人当たりのGDPはわずか100ドルでしたが、現在では1万ドルを超えています。その変化の過程、人類史上最も規模が大きく効果の優れた貧困撲滅の成果、8億人近くもの中国人が貧困脱却を実現できたことを自分の目で確認できたとしています。

 2015年、国連は貧困脱却を目標とした「持続可能な開発のための2030アジェンダ」を採択しました。これについて、ピーター氏は、「貧困脱却における中国の成果は、世界の貧困撲滅事業や国連の持続可能な発展目標の実施に大きく貢献しただけでなく、その他の国に貴重な経験をもたらした」と示しています。

 また、「ここ数年、中国は知的財産権の保護において大きな進展を遂げている。イノベーションこそが経済発展や生活改善の原動力であること、国の発展におけるベンチャー企業の重要性に対する認識が高まりつつあることが原因に挙げられる」としました。

 さらにピーター氏は新型肺炎の危機が過ぎ去った後の中国経済の発展を楽観視するとともに、「中国は開放の拡大やイノベーションを続けていけば、2020年には必ず貧困脱却という一つ目の百年の奮闘目標を実現できる」と自信を見せました。(閣、星)
 

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