北京
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アメリカメディアの報道によりますと、新型肺炎の影響を受け、アメリカはかつてないほどの失業の局面を迎えています。3月末の時点までで、アメリカの失業率は4.4%に急上昇し、少なくとも1000万人のアメリカ人が職を失い、失業者の総数は2000万人に達すると予想されています。
全米週間失業者数図表より 3月1日〜28日までに失業者は1045万に
アメリカのウォールストリートジャーナルは、「過去1カ月で起こったことはアメリカの企業にとって経験がなかったことだ。急速な倒産とそれによる幅広い影響に対して、アメリカの企業は準備ができていない。マクドナルドはすべて閉店し、ディズニーランドは無期限の閉鎖、自動車の町であるデトロイトでは自動車工場が次々と生産を停止した。これまでに危機を乗り切るだろうと考えていた一部の大手企業さえ、減俸、給与停止、ないし解雇などの措置を講じている。わずか1カ月でアメリカの最大上場企業500社の時価総額は全体で3兆ドルが蒸発した」と報じました。
過去2週間で各州の失業手当申請件数が急増
3月27日、トランプ大統領は、失業者への経済支援を含むアメリカ史上最大となる2兆ドルの救助計画に署名しました。CNNの報道によりますと、突如発生した失業者1000万人が失業手当を申請する政府のウェブサイトとホットラインに殺到し、政府機関に大きな圧力をもたらしました。
ウォールストリートジャーナルは世界的な大手会計事務所であるKPMGの分析を引用して、「今、アメリカが直面している失業状況は前例のないものであり、失業者の総数は2000万人に達する」と指摘しています。(任春生、星)