米15州と海外領で大規模災害宣言 イタリア死者1万人超に

　米国のジョンズ・ホプキンズ大学のリアルタイムデータによりますと、米国東部時間28日午後6時2分時点で、米国の新型コロナウイルスの感染者は計12万1117人、死亡者は計2010人に上るということです。

　ニューヨーク州のアンドルー・クオモ知事は現地時間28日、同州の感染者は5万2318人、死亡者は728人に上り、うちニューヨーク市だけでも感染者は3万人近くになると発表し、同州での流行のピークは14日〜21日間後になるとの見解を示しました。別の報道では、現在、ニューヨークの警察局内で新型コロナウイルスの検査で陽性だった関係者は512人になり、4122人から休暇届が出たということです。

　この事態を受け、米国時間28日、トランプ米大統領はニューヨーク、ワシントン、カリフォルニア、ニュージャージーなど15の州やグアムとプエルトリコの海外領に対し大規模災害を宣言しました。

　一方、イタリアでは現地時間28日午後6時時点で、過去24時間に確認された新型コロナウイルスの新規感染者は5974人となり、同国の感染者は計9万2472人、死者は計1万23人に上るということです。これに先立ち、現地時間27日、イタリアの専門家の要請により、浙江大学附属第一病院、イタリアを支援中の医療専門家チームとロンバルディア州にある4軒の病院は、テレビ会議を通じて新型肺炎の予防と治療について話し合いました。

　フランス衛生省の発表によりますと、28日にフランスで24時間以内に確認された新たな感染者は4611人で、感染者の総数は3万7575人に上り、死者は319人増え、計2314人になったということです。（ミン・イヒョウ　星）