22日、新型肺炎世界全体の新規感染者2万6069人

　世界保健機関（WHO）の報告によりますと、中央ヨーロッパ時間21日午後11時59分までに、世界全体の新型コロナウイルスの新規感染者は2万6069人となり、死者は1600人に上りました。これまでにヨーロッパでは15万1293人の感染者が確認され、7426人が死亡しています。このほか、マダガスカル、アンゴラ、エリトリア、ウガンダのアフリカ国家では新型肺炎の感染者が発生したということです。

　また、ドイツの政府報道官は22日、メルケル首相を治療した医師が新型コロナウイルスに感染していることが判明したため、メルケル首相が20日に自宅隔離での勤務を始めたことを明らかにしました。自宅隔離以前に行われた記者会見でメルケル首相は、新型ウイルスの拡大防止に向けた新たな対策を発表していました。2人以上の集まりの禁止、公共場所では他人と1.5メートルの距離を取る、美容院やレストランの営業禁止などを規定し、少なくとも2週間は実施することになっています。

　現地時間22日、フランスは新型ウイルスの拡大防止に向けた緊急対策を発表し、2カ月間を公衆衛生の緊急状態としています。緊急対策にはその期間中に、フランス政府が人の外出と移動を制限し、必要な物資とサービスを収用して企業と個人に経済的な援助をサポートするなどとした内容が含まれています。このほか、フランスは地方選挙の第2回投票を今年6月以降に延期したということです。

　英国放送協会（BBC）の22日の報道によりますと、同日イギリスで新たに増えた48人の新型コロナウイルス感染者のうち、18歳の死亡が確認されました。これは今までのイギリスにおける最も若い死亡感染であるということです。

　同日、スペイン出身の世界的なオペラ歌手、プラシド・ドミンゴさんが自身のSNSで新型コロナウイルスの感染検査で陽性診断だったことを発表しました。ドミンゴさんは、家族全員で自主隔離に入ったとしています。（雲、星）