新型肺炎の感染者10万人超に WHOが対策強化を各国に要求

　世界保健機関（WHO）は7日に声明を発表し、全世界の新型コロナウイルス感染者がすでに10万人を突破したことを受けて、すべての国は力強い対策を講じて感染拡大を防止・抑制する必要があると強調しました。

　この声明は「中国をはじめとする一部の国々での経験が立証しているように、すべての国に適用される措置を通じて、感染拡大は効果的に緩和することができる。この『措置』には、社会全体での対応、感染者の確認、患者の治療、濃厚接触者の追跡、患者の急激な増加への備え、医療関係者の養成などが含まれる」としています。

　さらに、「WHOは引き続きすべての国やパートナー、専門家とのオンラインでの協力を強化し、国際的な対応を調整し、指針の制定、物資の配布、知識の共有を続けていく」と表明しています。

　なお、WHOが毎日発表している報告書によりますと、北京時間7日17時の時点で、全世界で確認された新型コロナウイルスの感染者は10万1927人に上り、死者は3486人に達しました。中国以外での感染者は前日より3633人増えて2万1114人に達し、コロンビア、ペルー、トーゴ、バチカンで初めての感染者が報告されています。（Mou、謙）