北京
PM2.577
3/-2
中国蝗害(バッタによる災害)防止活動グループは27日、パキスタンの都市カラチで記者会見を行い、現地でバッタによる災害を視察した状況を紹介するとともに、もう一段階上の措置と長期的な管理の実施に関する意見を提出しました。
中国蝗害防止活動グループの責任者を務める全国農業技術普及センターの首席専門家・王鳳楽氏は席上、「パキスタンで蝗害が発生して以降、中国政府は要請に応じて、直ちに中国蝗害防止活動グループを現地に派遣し、緊急対応策と支援方法を検討した上で、持続可能な蝗害対応メカニズムの構築へ協力した」と述べました。
24日から26日にかけて、グループはパキスタン食糧安全研究部植物保護局、現地の農業局の幹部と討議し、昨年バッタによる災害に遭った地区を実地調査しました。
このほど、中国が鴨10万羽をパキスタンの被災地に投入して、バッタを処理すると報じられています。これについて、グループのメンバーで、中国農業大学の張龍教授は、「鴨の投入は使う範囲と効果が限られ、小規模な災害で使う手段である。大規模災害の場合、化学農薬や微生物農薬などの措置が適切だ」と説明しました。(殷、星)