北京
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シリア北西部のイドリブ県の緊迫した情勢を踏まえて、シリアのジャファリ国連大使は、このほど、国連安保理の公開会議で、「トルコがシリアに侵入している」とトルコを非難しました。その上で、「イドリブ県で進めているテロ取締りの活動を継続していく」とシリア政府の姿勢を示しました。
ジャファリ大使は「シリアの主権、統一、領土保全は尊重されるべきで、テロ取締で取っている行動も支持されるべきだ」と強調しました。その上で、「トルコはシリアを侵略している。これに対して、一部の国連常任理事国は安保理を通じて、北大西洋条約機構(NATO)の一部の国と連携し、シリアに圧力をかけようとしている」と指摘しました。
このほど、シリア北西部にあるイドリブ県では、政府軍とトルコ軍との間で軍事摩擦が起き、情勢が緊迫化しています。これについて、地元のアナリストは、各方面の情報から、両国の間に大規模な交戦が発生する可能性は低いと判断しています。(朱 CK)