北京
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世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は7日、ジュネーブで、「マスクを含む個人防護用品の需要が急増し、市場秩序が乱れている。WHOは、より公平に防護用品を分配するように関連企業と協議を進めている。特に第一線で働く医療関係者たちのニーズを最優先に満たすべきだ」と述べました。
WHOは既に、新型コロナウイルスによる肺炎の世界的な予防・管理計画を進めるために6億7500万ドルの支援金を国際社会から集めています。現段階における一番の懸念は、感染確認の判断能力がない国への感染拡大であることから、これらの衛生システムが脆弱な国への支援提供が切迫化しています。
また、マスクを含む個人防護用品の不足問題について、テドロス事務局長は、「最前線で働く医療関係者らのニーズが最優先であり、その次が患者および看護者だ。新型肺炎の感染率が低い国と地域が個人防護用品を備蓄することは奨励しない」とした上で、各国と関連企業がWHOと協力し、公平かつ合理的に個人防護用品を使用・分配して、市場秩序を取り戻していくことを呼びかけました。(怡康、星)