北京
PM2.523
3/-2
イラン国営通信の20日の報道によりますと、イランのザリーフ外相は同日、「仮に、ヨーロッパ各国がイラン核問題に関する文書を国連に提出するのであれば、『核拡散防止条約(NPT)』からの脱退を検討する」と述べました。
ザリーフ外相は、「ヨーロッパ側がイラン核合意の義務を果たして、同合意の枠組み内でイランの経済利益を保障するのであれば、イランは改めて合意を遵守する」と述べました。その上で、「イギリス、フランス、ドイツが紛争解決の手続きを始めたことは、断じて合法ではない」と強調しました。
報道では、ザリーフ外相の発言はイギリス、フランス、ドイツ3カ国の行動への返答と伝えています。イギリス、フランス、ドイツの3カ国は14日、イラン核合意の紛争解決体制に踏み切ることを発表しました。もし、3カ国の行動が実現すれば、イラン核問題は国連安保理に提出される可能性があると見られています。(玉華、星)