世界経済フォーラム2020年版報告書が発表

　世界経済フォーラムは15日にロンドンで、「グローバルリスク報告書2020年版」を発表し、経済や政治リスクの上昇を抑え、気候変動に長期にわたるチャレンジによって共同で対応するため各国の早期連携を呼びかけました。

　報告書は、「2020年は分化がより進み、経済成長が緩慢になる1年だ」と予測しています。また、「長期的リスクとして、今後10年間に発生する可能性の高い上位5つのリスクは初めて全てが環境と関連する。これら上位5つのリスクは異常気象、気候変動の緩和・適応の失敗、大規模な自然災害、生物多様性の喪失と生態系の崩壊、人為的な環境災害である」と指摘しています。

　今回で報告書は15回目となります。世界経済フォーラム2020年年次総会は今月21日から24日にかけて、スイスのダボスで開催される予定で、テーマは「ステークホルダーがつくる、持続可能で結束した世界」です。（閣、星）