BRICS協力の新たな進展と成果に期待＝外交部

　ロシアがこの1月1日にBRICS（ブラジル、ロシア、インド、中国、南アフリカの新興5カ国）の輪番議長国を引継ぎ、今後の協力について、いくつかの構想を持ち出しました。これを受け、中国外交部の耿爽報道官は「ロシアが議長国を務める間に、BRICS協力に新たな進展と成果を収めるよう期待する」と示しました。

　耿報道官は席上、「BRICSは世界的に影響力を有す新興国と発展途上国の協力メカニズムである。現在の情勢の下で、BRICS各国が如何に世界の変局に対応し、いかに国際問題で建設的な役割を果たすかに高く注目されている。中国は議長国であるロシアを全力で支持し、ロシアやその他のBRICS各国と密に協力し、サンクトペテルブルク首脳会談が成功するよう推し進めていきたい」と述べました。

　さらに、「中国は、BRICS各国が戦略的パートナー関係を強固にし、経済・貿易・財政・金融、政治的安全保障、人的・文化交流などでの協力を深め、『BRICSプラス』の協力を拡大していくほか、世界の平和や発展を共に維持し、公平正義を守り、多国間主義と多国間貿易体制を堅持していくなどの面でより大きな役割を果たし、人類運命共同体の構築にさらなる貢献していく」と期待を示しました。

　なお、第12回BRICS首脳会議は7月に、サンクトペテルブルクで開催される予定です。（藍、Yan）