北京
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王毅国務委員兼外交部長は12月31日、北京市内で「中国は国際的な公平と正義を断固として守る。いかなる形の一国主義や覇権的行為にも反対し、イランの核問題の政治や外交ルートによる解決に向け働きかけていく」と述べました。
王外交部長はこの日、イランのザリフ外相と会談しました。王部長は「イランの核問題をめぐる情勢には重要な変化が起きようとしており、最終合意は厳しい試練に直面している。米国は一方的に合意から離脱し、果たすべき国際的義務を放棄しただけでなく、イランに対して極限まで圧力をかける行動に出た。これが、イランの核問題が緊張状態に至った根源だ。最終合意は国連安保理決議が認めている、多国間外交の重要な成果だ。最終合意の権威と有効性を守ることは、多国間主義と国際法、国際関係の基本ルールを守ることだ」と指摘しました。さらに、「中国は、当面の緊張した情勢の緩和と最終合意を維持するためのあらゆる建設的な努力を支持する。最終合意の関係各方面が正しい方向性を堅持し、外部からの圧力に屈せず、対話を通じて意見の相違を処理し、最終合意を引き続き守り、履行していくよう望んでいる」と強調しました。
これに対し、ザリフ外相は「中国側と密接なコミュニケーションを保つ。多国間主義を堅持し、一国主義に反対し、最終合意と自国の正当な権益を守っていく。また、中国との全面的戦略パートナーシップをレベルアップさせていきたい」と述べました。(鵬)