北京
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米中西部に位置するアイオワ州は、米国最大の農業州の1つです。中国はアイオワ州にとって、農産物輸出の最も重要な市場です。同州大豆協会の統計によりますと、出荷大豆の25%が中国に輸出されており、中米貿易摩擦による関税の引き上げなどで、アイオワ州は最も深刻な影響を受けた州の1つです。これについて、同州大豆農家のキンバレー氏は「これまでの数年、大豆の買入価格はピーク時で1プッシェルあたり15ドルに上り、平均価格も10ドルから12ドルの間で変動していた。しかし、貿易摩擦が始まってから価格が8.5ドルにまで下がったうえ、2019年の収穫量が減ったことも加わり、更に困難な状況に追い込まれていた」と述べました。
アイオワ州大豆協会のバルドレ議長は、「米中は世界最大の経済大国で、両国間の良好な貿易関係は両国だけではなく、世界にとってもプラスになる。今、この関係はようやく正しい方向へ発展し始めたと実感できるようになり、この勢いが更に継続していくよう願う」と語りました。(任春生、Yan、CK)