北京
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12月24日午前、第8回中日韓首脳会議が四川省成都市で開かれました。中国の李克強総理、韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領、そして日本の安倍晋三首相が出席しました。
その中で李総理は「未来に目を向けて、戦略的視点と長期的視野に立って中日韓の協力を計画し、パートナー関係を確立すべきだ。三カ国が自由貿易区に関する交渉を加速させ、早期にハイレベルの自由貿易区を設立し、より高いレベルの自由貿易化と投資の利便化を実現させられるよう期待している」と語りました。
会議ではまた、これからの10年の中日韓協力の見通しが発表されたほか、「中日韓+X」協力に関する成果文書が採択されました。
今回の中日韓首脳会議は三カ国の協力開始20周年という節目に開かれました。20年間の発展を経て中日韓は現在、首脳会議を中核とし、21の閣僚級会議を主体とする全方位的な協力メカニズムを形成し、経済・貿易、環境保全、災害防止、通信、科学技術といった30以上の分野における協力を展開しています。
三カ国の協力について李総理は「相互信頼を強化し、協力という大局を維持し、互いの発展を客観的に捉え、互いの核心的利益および関心事を尊重し合って、意見の相違は対話と協商によって解決すべきだ」と述べました。
また、「中日韓はいずれもイノベーション大国であり、相互補完性が非常に強いため、イノベーションの成果をシェアし合うべきである。また、スポーツや青少年などの分野における交流を強化し、医療や高齢化、気候変動などの分野における政策交流と実務協力を深めるべきだ」と強調しました。
さらに、「中日韓は新たな安全理念を堅持すべきだ」と指摘し、「共同かつ総合的、協力的、持続可能な新たな安全観を堅持し、この地域全体の安全を求めるべきだ」と語りました。
これに対し文在寅大統領は「三カ国の協力を緊密にし、共通利益を拡大させるほか、気候変動や環境、医療、高齢化などの分野における協力を展開し、イノベーションの分野で力を合わせ、未来に目を向けた協力の基礎を強固なものにしたい。韓国側は各側と共に半島の非核化を推進し、半島の平和と安定を守っていく」との考えを示しました。
安倍晋三首相は「三カ国はそれぞれの経験をまとめ、次の10年の協力のビジョンを計画して、三者いずれにとってもウィンウィンとなる関係を確立すべきだ。三カ国の人的交流には長い歴史がある。オリンピックやパラリンピックの開催を契機に、引き続き三カ国のスポーツ、観光、文化面における交流を推し進めていく。今後は環境保全や高齢化、海洋ゴミなどの問題における連携を強化し、公平で公正かつ差別の無いビジネス環境づくりに努めていきたい」との意向を表明しました。(非、謙)