北京
PM2.577
3/-2
ロシアのプーチン大統領は19日、モスクワで年末恒例の記者会見を開きました。約4時間が続いたこの記者会見では、ロシアや外国からの記者1900人から57の質問が出され、医療衛生、年金、政府体制改革、生態環境保護など内政問題のほか、ロシアと中国の関係、ロシアとウクライナとの関係を始め、注目される国と地域との関係なども質問されました。
プーチン大統領は中国との関係について、「露中協力において、最も重要なのは数字でもなければ、協力の分野でもない。それよりも、両国の相互信頼のレベルが過去になかった高さに達したことだ。これを踏まえた上で、両国は経済分野での協力に積極的な成果を収め、中でも、二国間の年間貿易額は1000億ドルを上回って、2000億ドル台に向かおうとしている。このほか、ハイテクや航空宇宙、交通などの分野での協力にも著しい成果を挙げている」と強調しました。
さらに、「両国は国際法体系の維持や世界の多極化などで重要な役割を果たしている」とした上で、「世界は一つの中心でコントロールされる一極化にはなり得ない。今後、ロシアは中国と全方位の戦略的協力を展開し、両国の国民に福祉をもたらす」と意気込みを示しました。(朱 Yan)