【CRI時評】多様化発展がマカオ経済の新空間を切り開く

　19日午前、中国の習近平国家主席はマカオ特別行政区の崔世安（フェルナンド・ツイ）行政長官の案内で、中国とポルトガル語圏の国々のビジネス・貿易協力サービスプラットフォームコンプレックスを訪れ、視察を行った。この新しく完成したばかりの複合施設は中国とポルトガル語圏の国々との友好協力に利便性を提供するものであり、マカオ経済の適切に多様化した発展、「カジノによる繁栄」から「多面的な繁栄」への移行の一つの縮図だ。
 
　カジノのサービス提供に大きく依存することはマカオ経済のリスクのひとつであり、適切に多様化した発展こそが長期的な計画となる。長年の努力の結果、マカオ経済の適切な多様化の枠組みは既に基本的に出来上がっている。さらに重要なのは、マカオが中国の発展の大局に積極的に溶け込み、そのことを適切に多様化した経済を発展させるための重要な筋道としていることだ。今年打ち出された「広東・香港・マカオグレーターベイエリア発展計画綱要」はマカオをグレーターベイエリア発展建設の四つの中心都市のひとつとしており、マカオの発展の方向性をさらに明確にしている。（CRI論説員）