北京
PM2.577
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中米両国の貿易交渉チームの共同の努力の下、双方は平等と相互尊重の原則を踏まえ、中米経済・貿易協定「第1段階」のテキストに合意しました。中央広播電視総台(チャイナ・メディア・グループ/CMG)が伝えました。
「第1段階」のテキストは序言、知的財産権、技術譲渡、食品と農産品、金融サービス、為替と透明性、貿易拡大、二国間アセスメントと紛争解決、最終条項という9つの部分からなっています。と同時に、米国は中国商品に対する追加関税を段階別に撤廃するという約束を履行し、追加関税を引き上げから引き下げへと変えていくことで、双方は合意しました。
中国としては、中米両国が世界最大のエコノミーであることから、両国の経済貿易関係を大局からとらえる必要があり、経済貿易協定に合意することは中米両国の国民と世界中の人々の根本的な利益につながり、経済・貿易、投資、金融市場などの面で積極的な効果を得ることができるという認識をしています。また、今回の協定は、全体においては、中国の改革開放の深化という大きな方向、ならびに質の高い経済発展という自らの内在的なニーズに合致するものだと見ています。協定の関連内容の実施は、知的財産権の保護、ビジネス環境の改善、市場アクセスの拡大に役立ち、外国企業を含めた中国国内にある各タイプの企業の合法的権益をより良く守ることができ、また、中国系企業の対米経済・貿易活動における合法的権益を守ることにもプラスになっていると見ています。
双方はまた、これからは各自の国内における法的審査、翻訳と校正などの必要な手順を速やかに済ませ、正式調印に向けて調整作業を進めていくことを約定しました。
なお、協定が調印された後、双方はいずれも約束事を順守し、第1段階の協定で定めた内容の実施を貫徹させ、二国間経済・貿易関係の発展と世界の経済・金融の安定化に役立てる取組を多く行い、世界の平和と繁栄を共に守っていくよう中国は期待しています。(翻訳:Yan)