北京
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2019年までに観光客の数は何度も史上記録を更新(マカオ治安警察局提供)
祖国復帰の20年は、マカオの経済発展において最も早い20年となりました。基幹産業の一つである観光業が長足の発展を収めたほか、コンベンション、特色ある金融などの新興産業も育まれ、経済の多元化発展がますます進んでいます。
観光客で溢れる市街区(撮影:肖中仁)
観光業は基幹産業の一つです。マカオ観光局のデータによりますと、この20年間でマカオを訪れた観光客の数は1999年の約700万人から2018年には約3500万人となり、ホテルの部屋数も1999年の約9000室から2018年には4万室にまで増えて、利用率は9割またはそれ以上に達しているということです。
マカオ特別行政区政府観光局の文綺華局長は、「約70%の観光客は大陸から来ている。観光業の急速な発展は国家の政策サポートによるものだ」と示しています。
消費イベントなどを通じてモバイル決済が普及(撮影:肖中仁)
基幹産業のほか、マカオは経済の多元化発展の道を模索しています。データによりますと、2013年から2018年までの間、マカオ経済のカジノ業の付加価値比率は63%から50%にまで減少しました。コンベンション、特色ある金融、漢方医薬、クリエイティブ産業などの新興産業が重点的な発展業界となっています。2017年、コンベンションサービスの生産高はGDPの0.9%を占める約35億パタカに達し、ホテル、飲食、観光業などの川上・川下産業にスピルオーバー効果(拡散効果)をもたらしています。
「マカオ国際図書展2019」で名調理人が調理技術を披露(撮影:肖中仁)
この20年間、マカオの総生産額は復帰当初の519億パタカから2018年の4447億パタカにまで成長し、2018年の一人当たりのGDPは67万パタカに達しました。一方、失業率も6.3%から1.8%に減少しています。(玉華、星)