北京
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日本の吉本興業が総務省による認定を受け、放送事業者としての新たな試みを展開することを発表しました。2021年度内に開局予定の同社のBSチャンネル名は「よしもとチャンネル」と仮決定され、ニュースをはじめ、教養や教育、アニメ、スポーツ、バラエティ、ドラマなど様々なジャンルのオリジナル番組コンテンツを扱う総合チャンネルとして、発足する予定だということです。
番組制作では、日本全域の魅力発信や地方創生、地域活性化につながるコンテンツを積極的に展開するほか、ネット配信も視野に入れて、アジアを中心とした海外メディアとの連携も進めていくことが予定されています。具体例としては、同社が2011年にスタートした「あなたの街に“住みます”プロジェクト」で日本の各都道府県で活躍している「住みます芸人」を活用し、各地の話題を取り上げる全国ニュースを提供するほか、地方メディアとも協力して“地域発”のオリジナルコンテンツ制作を通じ、人、文化、食など地方の魅力を幅広く伝えていくとしています。また、各地の劇場中継や自社権利保有の既存の番組コンテンツのアーカイブ放送なども予定されているということです。
吉本興業は近年、次の100年を見据えて「地域」「アジア」「デジタル」をキーワードに掲げた様々な取り組みを展開しています。今回の「よしもとチャンネル(仮)」の開設は1つの集大成になると見られています。