北京
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国連気候変動枠組条約第25回締約国会議(COP25)が2日、スペインの首都マドリードで開幕しました。温暖化対策の国際枠組み「パリ協定」が2020年に実施期間に入るのを控え、仕組み作りに積み残された協議で合意できるかが、今回の焦点になります。
開幕に先立ち、世界気象機関(WMO)、国連環境計画(UNEP)などが一連の報告書を発表して、気候変動の厳しい現状を強調しました。国連のアントニオ・グテーレス事務総長は開幕式で、「気候変動は一刻の猶予も許されない状況にまで来ている」と警鐘を鳴らしました。
去年開かれたCOP24では大筋の合意が得られたものの、合意できなかった第6条「市場メカニズム」など積み残された議題が今回の焦点となります。グテーレス事務総長は各国に、合意を目指して食い違いを乗り越えるよう呼びかけました。
中国代表団の陸新明副秘書長(生態環境部気候司副司長兼)は、中国は関連協議、とりわけ第6条が合意できるよう前向きに行動していく意向を示し、また、「資金に関する議題でポジティブな進展が得られるよう期待する」と述べました。(閣、Yan)