北京
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ブラジルの首都ブラジリアで現地時間11月13日から14日にかけて、第11回BRICS首脳会議が開かれます。BRICS加盟国である中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカの5カ国首脳は反グローバリゼーションへの対応における国際協力を検討し、多くの途上国を代表してグローバルガバナンスにおける発言権の拡大を目指します。
BRICS五カ国で最も大きな影響力を持つ中国とロシアは、世界と地域の安定を守り、周辺諸国の経済と社会の進歩を推進しています。
一国主義、ポピュリズム、保護貿易主義などの反グローバリゼーションの傾向が拡大する現在、途上国を代表するBRICS諸国は経済のグローバリゼーションを牽引しています。
世界一の貨物貿易国と世界第二の経済大国である中国は、世界最大の人口を抱えています。世界最大の国土面積を持つロシアは、大きな軍事力と外交力を発揮しています。
中露協力はBRICSのメカニズムを主導する中核となっており、中露貿易総額は2018年に1000億ドルを突破し、両国の協力は農業、航空宇宙、交通輸送、科学技術イノベーション、税関、環境保全などの分野で順調に推進されており、双方は貿易総額2000億ドルを目標として、経済・貿易と投資の拡大に力を入れています。
中国の「一帯一路」構想はロシアの「ユーラシア経済連合」と連携することで、ロシア周辺国の経済振興を助けています。
「ユーラシア経済連合」に加盟したベラルーシは自動車、機械、医療機器などの分野で中国企業と密接な協力を展開し、特に農産品と乳製品の中国市場進出が同国の経済成長を力強く牽引しています。
2009年に発足し、今年で10周年を迎えるBRICSの中国、ロシア、インド、ブラジル、南アフリカ5カ国は、戦略的連携を通じて多くの途上国と協力し、世界の発展を推進していきます。(ジョウ、謙)