北京
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中国は世界の中国であり、開放は現代中国が掲げる明白な旗印です。改革開放の実施以降、中国はグローバル化の流れに積極的に従い、対外開放の基本国策を堅持し、門を開いて建設を行い、世界に学ぶと同時に貢献をしています。中国共産党第19回全国代表大会の報告は「全面的な開放の新たな構図の形成を促進する」という戦略を打ち出しています。これについて習主席は「中国の開放の扉はますます大きく開いていく」と述べました。
2018年は中国の改革開放40周年、海南省設立30周年に当たります。習主席は同年のボアオ・アジアフォーラムで一連の開放措置を発表し、新時代における改革開放の新たなシグナルを発信しました。その中で習主席は「中国の開放の扉は閉ざされることなく、ますます大きく開かれていく。事実が証明している通り、これまでの40年間、中国経済の発展は開放という条件の下で収められたものであり、中国経済が将来的に質の高い発展を実現するには、さらなる開放という条件が必要だ」と述べました。
また、海南省の設立30周年を祝う大会で習主席は「党中央が海南省全域で自由貿易試験区を建設することを支持する。海南省が中国の特色ある自由貿易港の建設について模索を進め、安定的に推進していくことを支持する」と述べました。
習主席の今年最初の外遊先はヨーロッパで、その中で最初に訪れたのはイタリアでした。その際、両首脳は両国の「一帯一路」共同建設に関する了解覚書の調印式に立ち会いました。G7加盟国の中で、イタリアが初めて中国とこの覚書に調印する国となりました。
今年3月、習主席がフランスを公式訪問した際に、両国元首はパリで第三国市場協力文書の調印式に臨みました。そして4月に北京で開催された第2回「一帯一路」国際協力ハイレベルフォーラムで、習主席は「『一帯一路』共同建設のイニシアティブの目的は、相互連結に焦点を当て、実務協力を深め、手を携えて人類が直面する様々なリスクとチャレンジに対応し、互恵・ウィンウィンと共同発展を実現することにある。さらに開放された中国が世界とのさらなる良好な交流を行い、さらなる進歩を遂げることで、中国と世界の繁栄をもたらすものと信じている」と述べました。
去年11月に開催された第1回中国国際輸入博覧会の開幕式での習主席の演説には、「開放」という言葉が52回も登場し、新時代における開放の宣言が力強く発信されました。そして今年11月に第2回中国国際輸入博覧会が上海で開催され、習主席は再び開幕式に出席しました。その中で習主席は、開放を前提とする協力、イノベーション、共有の実現した世界経済を共に建設することについて提案し、「対外開放という基本的な国策を堅持し、開放によって改革、発展、イノベーションを促進し、より高いレベルの対外開放を持続的に推進していく」と強調しました。
まもなく習主席はギリシャを公式訪問し、さらに、ブラジルで開かれるBRICSサミットに出席します。中国の開放の物語は再び注目されることになるでしょう。(玉華、謙)