北京
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第35回東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議及び一連の東アジア協力に関する首脳会議の開幕式が3日、バンコクで開かれました。ASEAN輪番議長国であるタイのプラユット首相が挨拶に立ち、「ASEAN諸国と対話パートナーは共に直面している挑戦に対応し、持続可能な発展を実現するに向けて協力を強化するべきだ」と強調しました。
プラユット首相は「ASEANと世界は、世界経済の成長鈍化、貿易摩擦にあらわれた世界と地域の地政学的競争を始め、増え続けている挑戦と不確定性にさらされている。多国間主義がチャレンジに直面している中、緊密なパートナーシップと友情こそが域内諸国が挑戦に対応する上でのカギである」と述べました。
さらに、各側は地域の長期的平和と安定に資する環境の創出に力を入れるべきだとし、東アジア地域包括的経済連携(RCEP)の年内妥結、世界貿易機関(WTO)枠組下における多国間貿易体制及びエーヤーワディ・チャオプラヤ・メコン経済協力戦略(ACMECS)、粤港澳グレーター・ベイエリア(大湾区)など地域経済協力への継続的な支持、ASEAN加盟国間と域外との相互連結の強化による「シームレスのASEAN」の実現を呼び掛けました。(Mou、Yan)