北京
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23/19
タイへの公式訪問と東アジア協力指導者関連会議への出席を前にした李克強総理は2日、タイの新聞「Matichon Online」、「バンコック・ポスト」などの主要メディアに「手を携え、心を合わせて、共に東アジア協力の青写真を描く」と題した署名入りの文書を発表しました。
この中で李総理は、「今回は総理として3回目のタイ訪問となる。東アジアは我々共通の故郷である。中国・東南アジア諸国連合(ASEAN)協力は活力を見せている。中国は10年連続してASEANにとっての最大の貿易相手先になっており、ASEANも今年は中国の2番目の貿易相手先になった。タイやマレーシアのドリアン、フィリピンのバナナ、カンボジアの米、ベトナムのコーヒー、インドネシアのパーム油などといった特産品が、中国国民の日常生活に広まりつつある。中国製のスマートフォン、家電、玩具などがASEAN諸国で大変人気である」と示しました。
李総理はまた、「目下、世界経済の下振れ圧力が強まっており、保護主義、一国主義が台頭し、東アジアの発展における新たな課題となっている。リスクの防止、経済成長の維持、互恵協力の展開、国民への福祉のありかたを考えなければならない」と示しました。(殷、森)