【CRI時評】発展と繁栄に向け、中国・ネパール関係は新時代の扉を開けた

　中国の習近平国家主席は13日、2日間に渡ったネパール公式訪問を終えた。同訪問は中国の国家主席としての23年ぶりのネパール公式訪問であり、中国・ネパール友好協力の新たな時代を築くことになった。

　習近平主席の訪問中、中国とネパールの指導者は、発展と繁栄に向けての世代を通じての友好による戦略パートナーシップの樹立を宣言した。このことは、両国が10年前に取り決めた全面協力のパートナーシップを戦略的パートナーシップの関係に引き上げ、両国が将来、さらに広範囲にわたり協力するビジョンをもって発展と繁栄を目指すことを意味する。

　昨年には両国の貿易総額が11億ドルに達した。中国の対ネパール投資は3億ドルを超えた。ネパールは中国が進める「一帯一路」の南アジア地域での重要なパートナーであり、ネパールが打ち出す「陸地連携国」の国策は中国が提唱する「一帯一路」と順調に接合している。中国は将来、インフラ建設の分野などへの投資でネパールの経済発展と民生の改善を支援する。

　習近平主席は、中国はこれまで通りにネパールが独立・主権・領土の完全性を維持することを支持すると述べた。ネパールのオリ首相は、いかなる勢力にもネパールの領土を利用して反中国活動に従事することを許さないと述べた。これらはいずれも、両国が経済や人と文化の交流、民生などの多くの分野で発展戦略を接合させ、発展の経験を分かち合い、実務面の協力を展開するための堅実な政治的基礎だ。両国はさらに法執行の強化で協力し、テロリズムや国際犯罪を共同で取り締まる。

　来年は中国・ネパールの国交樹立65周年だ。新たな出発点に立ち、両国は政治的相互信頼を増強し、開放と融合を推し進め、中国・ネパール運命共同体を築く。中国・ネパールのヒマラヤ越しの友好は、新たな高みに進んで行く。（CRI論説員）