北京
PM2.577
23/19
習近平国家主席は13日、ネパールの首都カトマンズで、オリ首相と会談しました。
習主席は会談で、「中国とネパールは良い近隣で、よき友でよきパートナーである。現在、両国は国家発展の新たな段階に入り、両国関係は新たな発展契機に恵まれている。昨日、私は、バンダリ大統領と共に、両国が発展や繁栄を目指し、代々友好の戦略的協力パートナー関係を樹立していくと発表した。中国はネパールと共に、両国の友好協力関係を新たな段階に推し進め、両国関係の新たなページを開いていく」と述べました。
また、習主席は「中国はネパールが『一つの中国』を堅持し、中国の核心利益に関わる問題について支持していることを称賛する。いかなる人が中国のいかなる地域で分裂活動を行おうとしても、粉骨砕身になるだけだ。中国を分裂しようとする活動を支持するすべての外部勢力は、中国人民からみればただの妄想だ」と強調しました。
さらに、習主席は「両国は発展戦略連携を深化させ、中国はネパール経済発展を助力していく。次に相互連結のレベルを高め、『一帯一路』建設で陸地連携を作り上げ、両国の直行便を増やしていく。そして貿易と投資を促進し、また国民同士の交流を深め、教育、観光などの分野での往来を促進していく。さらにテロや国際犯罪の取締りについて連携を強化していく。また多国間協調を強化し、多国間主義と自由貿易体制を共に支持していく」と強調しました。
これを受けて、オリ首相はまず、新中国成立70周年について祝賀の意を伝えた上で、「過去70年間、中国は著しい成果を収めてきた。中国の発展繁栄はネパールにとって重要なチャンスでもある。ネパールは、主権や領土保全を維持する中国を断固として支持し、『一つの中国』を堅持し、反中勢力によるネパールでの破壊活動は決して許さない」と表しました。
また、オリ首相は「中国からの長期にわたる支持やサポートに感謝し、中国からの観光客のネパール訪問、中国企業のネパール進出を歓迎している。中国と交流と協力を強め、中小の発展途上国の利益を守っていく」と述べました。
両首脳は会談後、相互連結、経済貿易投資、国境地帯の管理などに関わる協力文書の交換式に出席し、共同声明を発表しました。(雲、森)