ケニア選手、マラソン史上初の2時間切り

　マラソンの世界記録保持者であるケニアのエリウド・キプチョゲ選手は12日、オーストリアのウィーンで行われた特別レースを１時間59分40秒2で走り、人類史上初めて2時間切りを果たしました。

　この大会は公認レースではないので、今回のタイムは世界陸連（IAAF）の公認記録とはなりませんが、人類の限界を超えた記録となります。キプチョゲ選手はレース後のインタビューで、「トライして、2時間を切った人間となった。人類に限界がない。後に続く人が出ることを願う」と答えました。

　ケニアのウフル・ケニヤッタ大統領がキプチョゲ選手に祝福のメッセージを送り、「歴史を作りあげた。ケニアの誇りである。今日の結果はケニアの人々の励みになり、夢を実現させ、偉大なものを求めてゆく」と表しました。（藍、森）