北京
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こんにちは、日本人スタッフの森です。ニュースでお伝えの通り、9月25日に北京2ヵ所目の国際空港となる「大興国際空港」がオープンしました。これと同時に、空港行きの直通電車も開通しています。10月上旬、国慶節の連休を利用して体験乗車しました。
起点であるこの「草橋」という駅は市の中心から南寄りで、地下鉄も直結しアクセスは便利です。なお中国語の「地铁」は、「地下鉄」も含めて通勤などに使う近距離電車の総称です。
この路線は起終点が地下駅であり、構内の様子はこんな感じです。
自動券売機の上に発車時刻が表示されています。そしてホームのベンチは空港ロビーと同じような仕様になっています。運転間隔は10分で、空港までの運賃は普通席が35元(1元≒15円)、一等席が50元です。
電車は8両編成で、普通車の車内は以下の通りです。
両側2人掛けでかなりゆとりがあり、座席の下にコンセント差込口があります。回転リクライニング機能はなく、配置は集団見合い式です。また荷物置き場もあります。最高時速は160kmです。
この線は中間区間はほぼ高架なので、スピード感を十分に堪能できます。車窓から、他の鉄道や高速道路などが新規に建設された様子がよくわかります。
出発からちょうど20分で空港駅に着きました。全面ホームドアのため電車の正面写真が取れないのが残念ですが。
この後、空港のターミナル内を少しだけ見学しました。
何もかもピカピカなのが大変印象的でした。オープン直後にしては思いのほかにぎやかでしたが、私のように連休を利用して空港見物をした人がかなりの数に上ったようです。
なお、空港へのアクセス路線として、北京西駅を出発する高速鉄道も同時開通しています。またの機会にご紹介しましょう。(森 雅継)