北京
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北京の天安門広場で10月1日夜、中華人民共和国の成立70周年を祝うイベントとして「我愛你中国(愛してる、中国)」と題する交歓の夕べが盛大に開かれました。メドレー形式で演奏される楽曲に、歌や踊り、現代技術や光を駆使した表現、さらには花火などを組み合わせることで、喜びと祝福を表現するパフォーマンスが90分にわたって行われました。
今回のテーマは「新時代を謳歌し、中国の夢を実現しよう」で、特徴的だったのは市民の参加が重視された点です。伴奏はプロのオーケストラによって行われましたが、合唱や踊りなどのパフォーマンスはすべて、各界の市民たちが担当しました。
本番を前に、インタビューに応えた参加者たちは皆、「中国人として誇りを感じている。祖国のより美しい未来を祈っている」と示しました。
北京の芸術学校に通う女子学生の王依彤さんは「私たちが披露するのは、ダンスが一曲と、歌が三曲。国慶節の『交歓の夕べ』に参加するのはこれが初めてで、とても感動している」と語りました。
また、同じく参加者の一人として、「幸せな生活」をテーマとするグループでのパフォーマンスを控えた劉哲さんは、「新婚の夫婦や、金婚式を迎える老夫婦、広場ダンスをするおばさま方、元気にあふれた子供たちが出演する。祖国がますます強くなり、ますます麗しくなることを願っている」と話しました。
参加者の中には各省・自治区・直轄市の芸術団体の団員3650人も含まれており、それぞれが各地の特色ある文化・芸術を披露しました。陝西省楡林市で農業を営む折需さんは出演前に、「楡林市横山区の腰鼓を演奏する。こんな大型のイベントに参加することはないので非常に感動し、光栄に感じている。偉大な祖国と人民の生活がますます良くなるよう祈る」と語りました。
パフォーマンスの終盤、花火によって象られた「人民万歳」、「祖国万歳」の文字が夜空に浮かび上がると盛り上がりは最高潮に達し、市民たちは『我和我的祖国(私と私の祖国)』を合唱して、祖国への愛と祝福を表しました。(写真撮影:李晋)(玉華、謙)