北京
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国慶節の大型連休を迎えて、北京市郊外の延慶区で開催中の2019北京国際園芸博覧会には大勢の観光客が訪れています。中でも人気スポットの一つとなっているのが、中国館(中国パビリオン)です。
中国館の面積は1万5000平方メートルで、中国の各省・自治区・直轄市の園芸産業成果展示エリア、園芸に関する学部を持つ大学と科学研究機構による科学研究成果展示エリア、無形文化財である生け花の展示エリア、中国生態文化展示エリアという4つの展示エリアに分かれています。
各省・自治区・直轄市の園芸展示エリアは、面積8590平方メートルで、中国各地の園芸の歴史と文化を展示し、園芸産業の発展と科学技術によるイノベーションなどを展示しています。
地下一階の中国生態文化展示エリアは面積およそ3500平方メートルで、「天地人和」、「四時景和」、「山水和鳴」、「春江風和」、「祥和逸居」、「和而共生」という「6つの和」をテーマに、調和のとれた・持続可能な・グリーンな発展理念を表現しています。
生け花展示エリアは面積1780平方メートルで、「花を知る、花を観る、花を鑑賞する」という3つのパートからなり、中国の伝統的な生け花作品と花材、花器、古書、書画作品などを合わせた展示により、中国の無形文化財の魅力を示しています。
大学・科学研究機構による成果展示エリアは面積1130平方メートルで、世界トップの水準を誇る中国オリジナルの園芸産業科学技術分野の成果を集め、国民の生活に密接に関連するグリーンな科学技術成果を展示し、環境にやさしい発展モデルと生活モデルを呼びかけています。(取材:李陽)