北京
PM2.577
23/19
「偉大な歴史 輝かしい成果」新中国成立70周年大型成果展(撮影:劉叡琳)
新中国成立70周年の祝賀イベントの一環として、「偉大な歴史 輝かしい成果」をテーマとした新中国成立70周年大型成果展が北京展覧館で行われています。
新中国初の鉄道、初の国産自動車、初の有人宇宙飛行船、世界最速の量子通信、最長の高速鉄道……新中国の成立以来、1190件の成果と150項目の「新中国初」が展示され、多くの来場者を引き付けています。
来場者の中に、1人の老婦人と男の子の姿を見かけました。2人はある写真の前で足を止め、じっと見つめていました。
成果展を見学する顧宝青さん(72)と孫の唐孝億さん(11)(撮影:劉叡琳)
その写真は、2012年の冬、習近平総書記が河北省阜平県を視察した際、ある農家のオンドルのそばであぐらをかきながら、老夫婦とその孫とおしゃべりをしているものでした。
2012年の冬、習近平総書記が河北省阜平県を視察 顧さんの家を訪れた
写真の老婦人と孫は、まさにその写真を見つめていた2人でした。河北省阜平県龍泉関鎮駱駝湾村に住む72歳の顧宝青さんと、11歳の唐孝億さんです。
7年前、習総書記は河北省の貧困村を視察した際、顧さんの家を訪れました。生活の苦しさや日常の悩み事に耳を傾け、村の人々を貧困生活から脱出させるため、道路の建設や農作物の栽培指導など、いろいろと細かく行き届いたところまで指示しました。
そして、7年後の今日、顧さんは孫を連れて北京を訪れ、成果展を見学に来ました。
「村の人々はもう貧困生活から抜け出したよ。いまの暮らしはとっても幸せで、大満足です。これはすべて共産党、総書記のおかげ。総書記にもう一度我が家に来てほしい。われわれの幸せな生活を見てもらいたい。もてなしもさせて頂きたい」と顧さんは感無量に告げました。(取材:劉叡琳、映像撮影:張強)