国連事務総長、中華人民共和国成立70周年へメッセージ

グテーレス事務総長のメッセージを読み上げるアミーナ・J・モハメッド 副事務総長

　中国の国連常駐代表団は20日、中華人民共和国成立70周年を祝うレセプションを開きました。国連のモハメッド副事務総長が、グテーレス事務総長によるメッセージを読みあげました。

　グテーレス事務総長はメッセージで、「中国は国連事業の主要な関与者で、国際協力や多国間主義の柱でもあり、中心的な役割を果たしている。中国と国連は、現在のグローバルな問題への対応で、一貫して協力している」と述べました。

　また、グテーレス事務総長は、「中国は、持続可能な開発の目標を実行するリーダーである。持続可能な発展を推進する面で、約束を守ると示し、特に貧困の撲滅や南南協力に尽力している。そして中国は、国連事業の揺るぎない支持者であり、会費の納入額と平和維持の出資額が2番目に多く、国連の平和維持行動へ軍を送り込んでいる」と述べ、国連の持続可能な発展へ政治や財政面で支援していることに感謝の意を伝えました。

　さらに、「国連が平和と安全、人権、発展などにおけるグローバルな課題への対応で、中国からの支援に感謝する。中国がより大きな成果を収めるよう願う」と述べました。（玉華、森）