北京
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2020年、第16回世界レジャー大会は、北京市平谷区で開催されます。世界レジャー大会は、レジャー分野で最も影響力のある盛会として、これまでに、中国浙江省の杭州、オーストラリアのシドニー、マレーシアのクアラルンプールで開かれたことがあります。北京も、世界レジャー大会を催す自然条件における優位性があります。
北京は、かつて、2012年中国特色のあるレジャーシティー文化レジャーの都という称号が授与されました。また、華東師範大学レジャー研究センターが発表した「中国都市レジャー指数」という報告で、北京は長年に渡ってずっと第1位にランクインされました。レジャー産業は北京のグリーン発展の新しい成長ポイントになりつつあります。
第16回世界レジャー大会の開催地の平谷区は北京の東部に位置しています。森林率が67.9%、北京1位で、天然の酸素バーでもあります。毎年4月、平谷区で、1万4700ヘクタールの田畑に、桃の花が咲き、観光客がまるでピンク色の海を泳ぐような気がします。
平谷区の東部に位置する金海湖は、第16回世界レジャー大会のメイン会場であり、北京最大の総合的レジュー娯楽地域です。水泳、水上オートバイ、モーターボートなどの水上運動のレジャー種目があります。平谷区は夏の避暑地だけではなく、人々が大自然に戻ってリラックスできる理想的な場所でもあります。平谷区は北京で一番大きな果樹園があり、その面積は2万7200ヘクタールに達しており、秋になると、果物や農作物がたくさん取れます。中には、栗、サンザシ、クルミ、ヘーゼルナッツなどがあります。特に、現地の桃畑の面積は1万4700ヘクタールになり、世界最大の桃畑とギネスブックに指定されました。更に、平谷区には、約15億年前の世界最古の洞窟・京東大鍾乳洞があり、これに入り、観光することは、貴重な経験になります。
平谷区の北にある密雲区は、北京の生態系保護地域と重要な水源地であり、また、レジャー観光も盛んな場所でもあります。ここには、山があり、四季折々の美しい景色もあります。中国北部で最大の人工湖である密雲ダムは、密雲区の中心部に位置し、まるで、山々に嵌められた一枚の玉の板のようなもので、「中国北部の真珠」と呼ばれています。
そのほか、潮河、白河、安達木河など15の川がこの地域を流れています。密雲区は歴史が長く、自然景観と古代遺跡がたくさんあります。例えば、司馬台万里の長城は、明代から残ってきて、その外観がほぼ昔のままです。イギリスのロイター通信社によって、見逃されてはならない世界観光スポットトップ10ランキングに選ばれました。歴史上、重要な役割を果たした砦である古北口は、中国北部と東北部を結ぶ重要な道路であり、今は、古御道、古戯楼、万寿離宮などの重要な文化遺跡が残っています。家族や友達と一緒に、古北水鎮に来て、夜、舟に乗り、水路を巡ったり、或いは、古北水鎮の古代文化体験センターにきて、古代の農業に関する舞台劇を見たりするほか、特色のある薬膳料理を食べたり、観光農園、特色のある民宿を体験したりして最高な気分になります。
シリーズ番組、北京の魅力を探る。第6回、レジャーの町・北京の魅力を伝えしました。