北京
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李克強総理はサンクトペテルブルクで現地時間9月17日午後、ロシアのメドベージェフ首相と共に中露首相第24回定期会合を主催しました。
この会合を前に、ロシアの政府関係者と学者がCRI記者のインタビューに答え、「露中関係は現在、史上最も良い時期にあり、新時代に入っている。双方には貿易規模を一層拡大させ、エネルギー、農業、工業、宇宙、原子力などの分野における実務協力をさらに推し進めていく力がある」と示しました。
現在、中国はロシアにとって、最大の貿易パートナーおよび重要な外資流入国となっており、両国の指導者はこのほど、2024年までに二国間貿易額を2000億ドルにまで引き上げる目標を定めました。これについてロシア国立研究大学「経済高等学院」のマズロフ主任教授は「この目標は確実に実現可能なものだ」と示しました。その上で、「我々の課題は貿易額の増加だけでなく、それ以上に協力の形をより多元的なものにすることである。それには、農産品、電子製品、自動車など、金額のそれほど大きくない商品の取引を増やす必要がある」と述べました。
中露両国には貿易と重要プロジェクトだけでなく、金融分野での協力にも積極的な進展がありました。ロシア国家デュマ金融市場委員会のオレイニコフ副議長は「中露両国には、国際的な決済システムを構築するための資源と技術的な実力が十分にある。このシステムは統一された決済センターを必要とせず、米国やEU諸国の影響も受けない。いざ稼働すれば、米ドルが独占的地位を占める状況を抜け出し、世界経済のシステムを平等かつ協力的な多国間枠組みへと戻すことができるだろう」との考えを示しました。(雲、Yan)