第2回中露金融協力フォーラム、モスクワで開催

　中国ロシア友好協会、ロシア中国友好協会、ロシア中国総商会の共同主催による「第2回中ロ金融協力フォーラム」が12日、モスクワで開催されました。期間中、両国の金融業界によるそれぞれの企業への優れたサービスを通して、貿易協力の向上とグレードアップを促進することなどについて討議されました。

　近年、中ロ両国関係は史上最高の時期に入っており、両国の貿易は2018年に1070億6000万ドルに達し、伸び幅は27.1%となりました。これは中国の貿易パートナー上位10カ国のうち、トップの伸び幅です。米国をはじめとする西側諸国がロシアに経済制裁を行い、中国に対する貿易摩擦がエスカレートしている状況で、中ロ両国の金融協力は両国の経済発展とリスク防止に重要な意義を持つと見られています。

　これについて中ロ友好協会の陳元会長はフォーラムの席上、「一国主義が横行し、グローバル化に逆らう考えが氾濫する国際情勢の下で、中ロ両国の金融協力は、地域の金融環境の擁護、両国の経済貿易協力の深化、さらに新たな情勢のチャレンジに対して前向きな役割を果たすことができるだろう」と強調しました。（Mou、星）